■洗面台リフォームのポイント
○収納スペースの確保
タオルや歯ブラシ、カミソリ、化粧品のボトルや洗剤など、小物類で溢れかえりやすいのが洗面所の特徴。
いつも洗面ボウルの前にズラリと小物が並んでいるといった状態にならないよう、収納力に優れたある洗面台に取り換えましょう。
またドライヤーや髭剃りを使う時のことを考えて、コンセントを確保しておくことも重要です。
○万全な湿気対策を
お風呂場と隣り合っており、湿気が籠りやすいです。
築15年を迎えると、洗面所の床下が腐食してくることもありますので、タイルやクッションフロア、耐水フローリングなど、湿気に強い床材への張り替えをオススメいたします。
同様に調湿機能のある壁紙を選んでおくと安心です。
○使いやすさ向上
洗濯室や脱衣所と共用になっていることの多い洗面所は、使いやすさが求められます。
リフォームプランを考える際は、洗濯物を入れておく場所の確保や、干場への移動がしやすいような動線づくりも視野に入れておきましょう。
また、照明は明るめにしておくと、夜に洗濯したときも、汚れがハッキリ見えて便利です。
■洗面台の選び方
存在感のある洗面台は、その利便性によって、洗面所の使い心地は大きく変わってきます。
ポイントをしっかり抑えて、お住まいにピッタリのタイプをお選びください。
○洗面台の種類
洗面台には収納やキャビネットが一体化したタイプやオーダメイドで形を決められるタイプなど、大きく3つに分類されます。
まずは種類ごとの特徴を知り、使いやすいタイプを選びましょう。
ユニットタイプ:一般的な据え置き型の洗面台。カウンターや洗面ボウルを選ぶことができ、機能やデザインも多様にあります。
システムタイプ:システムキッチン同様、カウンターや洗面ボウル、扉材、水栓金具、収納キャビネットなどを自由に選び組み合わせることができるため、洗面所の広さや形状に合わせたコーディネートが可能です。
カウンタータイプ:造作洗面台とも言われるこのタイプは、デザインや形状、構成部品まで自由に設定することができ、オリジナルの洗面台にすることが可能です。
○収納の種類
小物をスッキリ収納できるよう、大容量の収納を備えた洗面台が増えています。
どのような物を収納するか事前にイメージしておくと、形状選びもスムーズです。
スライドタイプ:スライド式の収納を手前に引き出すタイプ。奥に収納されているものまで見渡せるため、取り出しやすいのが特徴です。
引き出しタイプ:化粧品などの小物類やタオルなど、収納物の種類に合わせて整理ができます。
○その他のアイテム選び
使い勝手に差がつく、その他のアイテム選びも慎重に。
また、洗面台が大きすぎて圧迫感があるといったことのないよう、間口や奥行き、高さなども充分に計算しておくことが大事です。
洗面ボウル:洗面ボウルには陶器や人造大理石、ホーローなど様々な素材があり、形状も深いものから広いまでバリエーション豊富。排水口に汚れが溜まりにくかったり、ゴミ捨てがしやすいヘアキャッチャーなど、お手入れを楽にする工夫が凝らされているものが便利です。
水栓:洗面台の節水対策は、水洗金具の性能が大きなポイント。水の出し止めが簡単にできるタッチ式水栓や、手をかざすだけで水が出てくる自動水栓を選べば、無駄使いも防げます。
ミラー:鏡の裏に収納があり、左右や後ろも確認できる三面鏡なら、メイクや見出しなみを整える際も便利。顔に影ができず、自然光に近い状態に見えるよう、ライトにこだわるのもポイントです。